不登校と私

このブログは、不登校を経験した筆者が、福祉施設に従事しながら「教育」をテーマに主観を書き綴ったものです。現在、学校に行けなくて困っている方、その保護者の方に読んでいただくことで少しでもお役に立てることを祈っております。

偽物の砂糖、糖果ブドウ糖液糖

 食品表示に書いてある「果糖ブドウ糖液糖」とは?

果糖ブドウ糖液糖は、多くの商品に砂糖の代わりとして使われています。

コーラ・アクエリアス・菓子パン・お菓子類など...

 

1本のコーラに使われる砂糖の量をご存知でしょうか。

1本のコーラには角砂糖15個分、60グラム(スティック砂糖だと8~12本分)の砂糖が使われています。

 

しかし、実際に1本のコーラにコストはかけられません。

なにしろお砂糖は高いからです。

 

そこで、「果糖ブドウ糖液糖」が砂糖と共に使用されます。

果糖ブドウ糖液糖とは、高フルクトースコーンシロップというトウモロコシを分解して抽出した高果糖の液体のことです。

 

現代人の体はコーンでできている!?

この果糖ブドウ糖液糖を抽出するためだけに、アメリカでは大量のトウモロコシを生産しています。

 

日本は食糧自給率が低いことで有名ですが、トウモロコシも輸入に頼っています。

 

アメリカのトウモロコシは85%以上が遺伝子組み換えによって生産されています。

したがって、日本の食品の多くに使われる「果糖ブドウ糖液糖」のもとになるトウモロコシは、遺伝子組み換えによって作り出されたものなのです。

 

果糖ブドウ糖液糖を摂取し続けるということは...

遺伝子組み換えによって作り出されたものが人体に与える影響は未知数ですが、発がん性やアレルギーや不妊などに関連性が疑われています。

 

実際、日本よりはるかに遺伝子組み換えによる食品が市場に出回っているアメリカでは、アレルギーをもつ人の割合が高いとも言われています。

 

人間にとっての糖分は脳に直接影響する栄養

マクドナルドにいって大量にケチャップをかける人を見かけたことがありますが、そのケチャップの食品表示には当然「果糖ブドウ糖液糖」と表記されています。

 

しかし、そのケチャップはトマトをつぶして作ったようなものではないため、果糖ブドウ糖液糖の入った甘い液体です。

 

砂糖は、人体にとって(特に脳にとって糖分は必要不可欠で)中毒性を持ちます。

果糖ブドウ糖液糖を大量に使ってあまく味付けされたものを大量に生産し、砂糖漬けになってしまった人をターゲットに商売が成り立つわけです。

 

そういった背景もあり、欧米諸国では人々を砂糖漬けの生活から守ろうと砂糖税の導入などが検討されています。実際、フィンランド・メキシコ・ハンガリーなどでは既にソフトドリンクに対して税金が課せらていますし、イギリスでは来年から砂糖税の導入が検討され、アメリカではソーダ税などが既に存在します。

 

日本において果糖ブドウ糖液糖を完全に口にしないということは相当難しいですが、摂取量を調整する。あるいは小さなお子さんからは遠ざけるということはできると思います。

 

食と安全について今日は果糖ブドウ糖液糖について考えてみました。