子ども用車いすを知っていますか?
無知は人を傷つける
病気や障害のある子どもが利用する「バギー型」と呼ばれる車いすを知っていますか?
見た目がベビーカーに似ていることもあり、子ども用車いすの存在を知らないひとが街中で、利用者に対し「体が大きいのにまだベビーカーに乗せてるの!?」と声をかけるようなことがあるそうです。
それどころか、子ども用車いすの利用者が電車に乗ろうとした際
必要な介助を駅員に申し出て断られるということも実際起きています。
介助な子ども用車いすの利用者が、今後このような経験をすることを減らそうと
2015年9月一般社団法人「mina family」が立ち上がりました。
「mina family」では、啓発のシンボルマークやポスターの作製、勉強会に力を入れています。
バギー型車いす
バギー型車いすとは、体に病気や障害のある小学校低学年くらいまでの子どもが利用する車いすのことです。
重さが数十キロになることもあり、背もたれなどに首や体をしっかりと固定できることが特徴です。
利便性を考慮し、10年ほど前からベビーカーに似た構造・デザインが増えました。
シンボルマークには、わかりやすく「こども車いす」の文字が入っています。
車いす利用者の交通機関での移動事情
日本では、車いすの利用者が電車を利用するときは、事前に各電鉄会社に利用日時を連絡しなければなりません。
しかし、それでも通勤ラッシュや帰宅ラッシュの時間帯は断られてしまいます。
バスを利用する際は、バスの中ほどに折り畳みが可能な座席が設けられており
車いす利用者がバスを使うときは、乗務員が座席を折りたたみスペースを作っています。
バスに関しては、あらかじめ折り畳みの座席を折りたたんでおけば、車いすの利用者だけでなく、ベビーカーの利用者もバスを利用しやすくなるのではないかと思いますが皆さんはどう考えますか。